初戦の前走でシンガリ負けを喰らい、タイムオーバーで1か月の出走停止になった我らが愛馬ガウディシチーですが、前走後、武田牧場に放牧に出されました。そこで笹針治療を施されています。
ガウディシチーの最大の悩みの種であった平井雄二調教師が定年を待たずに12月20日付けで勇退することになりました。
昨今の年間1勝や2勝ペースでは、いくら出走手当が出ると言っても厩舎運営は厳しく、勝負の世界で淘汰された形になりました。私も含め、勝負の世界に身を置く者として、結果が出なければ儲からない、衰退は当然のことで、同情などはしませんが、それでもプリムローズシチーからお世話になっている厩舎で、寂しい気持ちはあります。まぁ最近の使い方は納得できない部分が多かったですが。
ということで、我らが愛馬ガウディシチーは12月21日より美浦・根本康広厩舎に転厩になりました。
預託厩舎の根本康広調教師(ねもと やすひろ)は1956年1月31日生まれの55歳。日本中央競馬会(JRA)の元騎手で現在は調教師。美浦トレーニングセンター所属。
騎手時代は個性派ジョッキーとして知られた。
1977年に正式に騎手としてデビュー。1985年、天皇賞(秋)でギャロップダイナに騎乗、三冠馬・シンボリルドルフを負かす大金星を挙げ、初のGTレース制覇となる。
1986年、朝日杯3歳ステークスをメリーナイスで勝利。この時彼はパット・エデリーの騎乗スタイルに刺激を受けており、(朝日杯前に行われたジャパンカップでジュピターアイランドに騎乗し優勝した)直線で風車ムチを使うヨーロピアンスタイルの騎乗スタイルを披露したが、その姿はあまり良いものではないと判断され、周囲からは「却って馬に負担を掛けてしまっている」と苦言を呈される。この騎乗スタイルは以後は使っていない。後年になって、真相は直前に左足に負傷を負った根本が、それを隠して朝日杯に出場するために「ヨーロピアンスタイル」を口実に負担の少ない乗り方を模索した結果だったと明かしている。なお、「根本流」のヨーロピアンスタイルは大庭和弥騎手が受け継いでいる。2007年に行われた引退騎手のエキシビジョンレース「ジョッキーマスターズ」に出場した際には、根本自身この風車ムチを約20年ぶりに披露している。
1987年、メリーナイスで東京優駿(日本ダービー)を制する。2着に6馬身の差をつける圧勝だった。
騎手通算成績 2633戦235勝。GT級勝利 2勝。重賞14勝。
調教師としては2011年12月21日現在、調教師歴15年目。通算勝利数は124勝と単純に年間10勝にも届いておらず、低迷する関東の調教師の中でも厳しい状態です。また、GT勝利どころか重賞の勝利もありません。
通算平地勝率は3.9パーセントと極端に低く、昨年(2010年)は年間5勝で勝率2.6パーセント。本年もここまで5勝で勝率3.0パーセントと非常に苦しい数字です。
平井雄二厩舎よりは若干いい数字とはいえ、あまり違いはないと言っても過言ではないでしょう。心配は尽きません(笑)。大丈夫かなぁ。
平井雄二厩舎勇退に伴い、3頭所属していた友駿ホースクラブの馬は、勝利の近いアルセーヌシチーが中野栄治厩舎、これも勝利の期待ができるフリーダムシチーが松山将樹厩舎と期待馬順に、クラブが思ういい厩舎に移動したと思います。そういう意味でもガウディは一番外れ・・・!?いやいや、結果で見返して欲しいですね。
前走後、武田牧場に放牧に出されていた我らが愛馬ガウディシチーですが、1月19日に美浦トレセンへの帰厩を確認しました。かなりの時間を要しましたねぇ。そもそも、あの平井雄二調教師が放牧に出すくらいですから、相当状態は悪かったと思われるわけですが。
さあ、スピードはあるものの全く制御の利かない暴走特急。根本康広調教師のお手並み拝見です。
我らが愛馬ガウディシチーは2月25日 中山1R 3歳未勝利 ダート1200mに厩舎所属の丸山元気騎手で出馬想定されています。
出走間隔からいって、ガウディシチーの出走は確実ですが、こんな追い切りの内容でももう本数を乗っていますし出走するんでしょうね。
想定数が30頭と多いこともあり、出馬想定表は割愛させていただきます。
前走前 9月7日 札幌芝 稍重馬場 馬なり余力
黛弘人
5F 66.1
4F 51.3
3F 36.9
1F 12.5[5]
スエヒロジュピター(古馬500万下)馬なりの内を0.8秒追走同入
2月1日 美浦南ウッドチップ 良馬場 ゴール前仕掛け
助手
4F 54.5
3F 40.5
1F 13.9[5]
2月5日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 55.1
3F 40.5
2F 27.7
1F 14.3
2月5日 美浦南ウッドチップ 良馬場 末抑える
助手
4F 59.0
3F 44.1
1F 16.4[6]
2月8日 美浦南ウッドチップ 重馬場 一杯に追う
助手
6F 87.9
5F 71.4
4F 55.3
3F 41.9
1F 15.1[8]
イカルストミー(3歳未勝利)馬なりの内を追走4F併せ0.6秒遅れ
2月11日 美浦南ウッドチップ 良馬場 馬なり余力
助手
4F 55.5
3F 40.2
1F 13.9[4]
2月12日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 52.4
3F 40.4
2F 27.9
1F 14.1
2月15日 美浦南ニューポリトラック 良馬場 一杯に追う
助手
5F 62.1
4F 48.4
3F 36.9
1F 13.3[4]
2月19日 美浦南ウッドチップ 稍重馬場 馬なり余力
助手
4F 55.1
3F 42.2
1F 14.8[6]
2月22日 美浦南ニューポリトラック 良馬場 強めに追う
助手
5F 61.8
4F 50.1
3F 38.2
1F 13.8[4]
2月1日、前走前の9月7日から超久々の追い切り時計を計時しました。動きはさすがにまだまだですが、ようやくここまで来たという感じです。これから入念に仕上げて欲しいですね。
2月5日、なんでしょうねぇ、2本目の終いを抑えているのは。いいとは思えませんねぇ。
2月8日、3歳未勝利馬と併せられたものの、終いで脚が上がってしまい大きく先着を許しました。まさに初戦の負けっぷりを彷彿させるような動きです。かなり乗り込んでスタミナを強化しないと苦しいですね。
根本康広調教師はエトランゼシチーをしっかりと入念に乗り込んでくださっていますし、期待します。
2月11日、14−14程度だと思いますが、終いを要していますねぇ。イマイチです。
2月12日、いつものことながら、終いで脚が上がっています。追い切りでこの状態ではとても実戦では持たないですね。もっと追い切り本数をこなして息を整えないと。来週出走したら怒りますよ。H井師ではないので大丈夫だと思いますが。
2月15日、自己ベストを4秒以上も縮める素晴らしい時計で、この日のニューポリトラックでのなんと1番時計です。しかし、テンから飛ばしていて、相変わらずの暴走特急ぶりです。この走りではレースは持ちませんね。いかに上手く馬を抑え込むかですが・・・。
2月19日、相変わらず終いの時計がかかりますねぇ。もっともっと乗り込みが必要だと思いますが。
2月22日、またテンから飛ばしてニューポリトラックでの1番時計を計時しています。終いの失速も相変わらずです。こんなのがレースで制御できるはずもなく、まず一流騎手は怪我をおそれて乗ってはくれませんね。所属の丸山元気騎手、しっかり乗ってくださいね。
私ほっさんの追い切り評価は「B−」です。全体の時計は素晴らしいもののきちんと制御されて乗られた結果ではありません。
馬名 | 騎手 | 前走 | 着 | 人 | 過去着順 | 追い切り | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
優 | エゾムサシ | 柴山雄一 | 1/29 未勝利 | 小倉ダ1000 | 3 | 4 | 14 | 5 | 5 | 2 | |
ガウディシチー | 丸山元気 | 9/10 新馬 | 札幌芝1200 | 10 | 9 | B− | |||||
カシマフローラル | 宮崎北斗 | 6/25 新馬 | 函館芝1200 | 10 | 10 | ||||||
優 | カーラノーチェ | 伊藤直人 | 2/18 新馬 | 東京ダ1400 | 4 | 9 | |||||
キングブラヴィシモ | 平野優 | 10/16 未勝利 | 京都ダ1400 | 16 | 15 | 13 | |||||
サエッターレ | 大野拓弥 | 1/05 未勝利 | 中山ダ1200 | 12 | 15 | 11 | 10 | ||||
優 | スフィンクス | 嶋田純次 | 1/29 未勝利 | 東京ダ1300 | 3 | 6 | 16 | 2 | 11 | ||
ゼンノオウショウ | 丸田恭介 | 1/15 新馬 | 小倉芝1200 | 5 | 3 | ||||||
ソーラーインパルス | 横山典弘 | 11/12 未勝利 | 東京ダ1600 | 13 | 1 | 4 | |||||
ダイゴミ | 杉原誠人 | 12/18 未勝利 | 小倉芝1200 | 17 | 11 | 9 | 9 | 14 | |||
優 | タケショウロード | 柴田善臣 | 2/11 新馬 | 東京ダ1400 | 4 | 13 | |||||
チクシタイショウ | 西田雄一郎 | 12/25 未勝利 | 阪神ダ1200 | 15 | 16 | 13 | 13 | 13 | |||
優 | ディアジーローズ | 後藤浩輝 | 1/28 未勝利 | 東京ダ1400 | 3 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | |
デルマライジン | 武士沢友治 | 初出走 | |||||||||
ヒシダンカン | 北村宏司 | 11/20 新馬 | 東京ダ1400 | 8 | 11 | ||||||
優 | ファアレス | 丹内祐次 | 2/04 未勝利 | 東京ダ1400 | 5 | 4 | 4 | 2 | 2 | 3 |
騎手の太字は乗り替わり
前4節の優先出走権持ちが7頭と中5節空きの馬しか出走できない狭き門となってしまいました。5頭が3か月以上の長期休養明けです。
向正面2コーナー奥の芝の地点からのスタート。芝コースから発馬の上、緩やかながら下り坂を駆け下りて3コーナーに飛び込むため、テンから加速がつきやすい。
芝の部分を長く通れるため、外枠の方が有利と言われている。確かに実際に7〜8枠の成績は良いのだが、この要因はスタート地点だけの問題ではない。砂を被ったり、揉まれたりしないで先行できる点にもある。内枠の馬でもテンのダッシュ力が速く、すんなりハナを奪うことができれば、そのまま押し切れる。逆に内枠で先行できずに中団以降に置かれると、外から他馬に被せられて苦しくなる。
ゴール前に急坂はあるものの、基本的には逃げ・先行馬が有利。3〜4コーナーを回り直線入り口で逃げ馬が後続馬を大きく突き放してしまうことも珍しくない。
有利な枠順 外枠 有利な脚質 逃げ〜先行 ポイント テンのダッシュ力、枠順 種牡馬ベスト サクラバクシンオー、アフリート、アジュディケーティング 連対騎手ベスト ペリエ、横山典弘、武豊、柴田善臣、藤田伸二 推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場 2歳新馬 1分13秒7 1分13秒6 1分13秒0 1分12秒6 2歳未勝利 1分13秒6 1分13秒3 1分12秒5 1分13秒0 2歳500万 1分12秒2 1分12秒4 1分12秒4 3歳新馬 1分13秒9 1分13秒2 1分13秒2 1分12秒9 3歳未出走 1分13秒5 1分12秒8 1分13秒3 1分12秒9 3歳未勝利 1分13秒5 1分13秒1 1分12秒7 1分12秒8 3歳500万 1分12秒5 1分12秒2 1分11秒8 1分12秒2 古馬500万 1分12秒4 1分12秒2 1分12秒0 1分12秒1 古馬1000万 1分11秒8 1分11秒4 1分11秒1 1分11秒1 古馬1600万 1分10秒9 1分11秒0 1分10秒7 1分10秒0 古馬オープン 1分10秒6 1分10秒0 1分09秒1
今回のガウディシチーの鞍上は初戦に引き続き丸山元気騎手です。ただ、前走は平井雄二厩舎所属のガウディシチーでしたから、丸山元気騎手が騎乗してくれたことは偶然ですし、しかもあまり平井雄二調教師は丸山元気騎手を使う人ではなかったですから貴重でした。
今回はガウディシチーが根本康広厩舎に転厩になりましたし、その根本康広厩舎の所属騎手が丸山元気騎手ですから、起用は当然です。
ましてやガウディはコントロールが難しい馬で、落馬を恐れて一流騎手は乗ってくれませんから、所属の丸山元気騎手に白羽の矢が立つことは当然です。
丸山元気騎手は私の愛馬マデイラを8番人気で勝たせてくれたりとハマれば素晴らしい騎乗を見せてくれますが、続くきさらぎ賞では気難しくなったマデイラを制御できずに大敗されています。
まだまだ若く経験や実績も少ないですから、そういった難しい馬やズブイ馬を動かす力はまだまだです。ですので、今回もガウディシチーは乗り難しい馬ですので、緒戦のようにコントロール出来ずに終わってしまう懸念があります。
2012年2月24日現在、中央通算178勝、勝率8.7パーセント、連対率16.5パーセン。これはかなり高い数字と言えます。重賞は本年5月の新潟大賞典(セイクリッドバレー・2番人気)の1勝。GT勝ちはありません。
一昨年(2010年)は中央92勝、勝率11.0パーセント。昨年(2011年)は72勝、勝率8.8パーセントと好調。
丸山 元気(まるやま げんき)は1990年10月3日生まれの21歳。日本中央競馬会(JRA)の美浦トレーニングセンター・根本康広厩舎に所属している3年目の騎手である。騎手免許は平地競走のみ。目標の騎手は松岡正海騎手。
祖父は元調教師の丸山勤氏。父はNAR高崎競馬の元トップジョッキーで地方通算1817勝を挙げた丸山侯彦騎手と言う競馬一家に生まれる。
父親は当初名前を「勇気」と名づけるつもりだったが、直前に隣の家でも子供が生まれ先に「勇気」と名づけられてしまったため、同じ名前がかぶるのはまずいということで急遽「元気」と名づけることになったという。
2009年3月1日、根本康広所属としてデビュー。中山競馬場第3レースでヤマタケディガーに騎乗し16頭立ての11着だった。同年7月11日、札幌競馬場第2レースで8番人気オンザスローンに騎乗し、80戦目で初勝利を挙げた。競馬学校25期生の同期は松山弘平、小野寺祐太、国分優作、国分恭介らがいる。同期では最も遅い初勝利だったが、同年8勝を挙げ民放競馬記者クラブ賞を受賞した。初年度は8勝とあまり勝ち星を挙げることができなかったが、これは所属厩舎が年間10勝程度しか上げられない根本康広厩舎ということもあり、他の同期に比べて不利だったことは明らかである。
しかし、2年目の2010年にはエージェントの力にも助けられて有力馬に乗る機会が一気に増え大ブレーク。
第1回福島競馬では、8勝を上げ開催リーディングジョッキーを獲得。また、第1回新潟競馬においても、15勝をあげ開催リーディングジョッキーとなりました。なお15勝という記録は、2001年に後藤浩輝騎手がマークした14勝を上回り、1回新潟競馬における最多勝利記録です。
2011年5月8日にはセイクリッドバレーで新潟大賞典を勝ち、重賞初制覇。
「2年目に大躍進した最大の理由は力のあるエージェントがついたこと。3月の中京から有力馬に数多く騎乗することになり、春の福島と新潟で続けて開催リーディングを獲得した。3年目の2011年に入ってエージェントが変わり、石坂正、領家政蔵、中村均、鮫島一歩など栗東の厩舎で勝ち星を稼いでいる。自厩舎の根本康広厩舎は勢いがなく、ここでは成績が上がっていない。馬を抑え込んでしっかりと操れるようになり、追う技術も持続力も確実に進歩している。インに入るとモタつくところがあるが、こちらもマシになってきた。2010年は1番人気馬に104回も騎乗して[39・18・17・30]の勝率.375、連対率.548。準オープン以上のクラスで1つも勝てなかったが、2011年は前半で3勝している。2011年は1000万下で単勝4210円、3350円、1260円と穴を連発。単勝回収率は199パーセントと高率になっている。コース別では完全にローカル寄り(新潟、小倉、札幌、函館)。走る馬にも乗っていないが、東京、中山、京都、阪神の合算成績(2011年前半)は[1・3・5・60]の勝率.014、連対率.058と、評価出来ない数字になっている。素質があるのは間違いなく、もっと本開催で乗って厳しい競馬を経験すると良いと思う。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手)
ほっさん愛馬での成績(5戦1勝)
2010年 1月31日 シャンスイ 500万下 中京ダ1000m 13着/11番人気
2010年 5月 1日 プレザントシチー 3歳未勝利 新潟ダ1800m 8着/10番人気
2010年 9月 4日 アルマニャック 2歳新馬 札幌ダ1700m 8着/4番人気
2011年 9月10日 ガウディシチー 2歳新馬 札幌芝1200m 10着/9番人気
2011年10月30日 マデイラ 2歳新馬 京都芝1600m 1着/8番人気
2012年 2月 5日 マデイラ きさらぎ賞 GV 京都芝1800m 13着/13番人気
2011年10月30日 京都5R 2歳新馬 マデイラ 丸山元気騎手 (8番人気 優勝)
競馬ブック
短評は「惑星注意」
予想家の印
二重△は△△で処理
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲 CPU エゾムサシ △ △ ▲ ディアジーローズ ▲ 〇 ◎ ◎ ソーラーインパルス ◎ ◎ △△ △△ タケショウロード △ △ フィアレス △△ △△ △ 〇 ガウディシチー △ スフィンクス 〇 ▲ 〇 △ カーラノーチェ △ ▲ ゼンノオウショウ △ △
あとは無印
予想オッズ
以下38倍以上省略
馬名 予想オッズ ディアジーローズ 3.2 ソーラーインパルス 4.1 スフィンクス 4.7 フィアレス 7.2 カーラノーチェ 12.7 ゼンノオウショウ 15.1 エゾムサシ 16.4 タケショウロード 18.9 ガウディシチー 21.8 ヒシダンカン 25.3 サエッターレ 35.9
スピード指数
馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価 ガウディシチー 1 1 ディアジーローズ 72 71 71 56 キングブラヴィシモ 4 4 1
デイリー馬三郎
加藤剛史 本紙の見解
「馬体、動きの良さから素材は確かなソーラーインパルスだが、実戦では力んで走ってしまうので結果が出せなかった。距離短縮での一変を期待する。」
◎ ソーラーインパルス
○ ディアジーローズ
▲ スフィンクス
以下省略
ガウディシチーは見事に全記者無印です><。
ガウディシチー(10着)
「返し馬から口が利かなくて・・・。無理に抑えてもと思いハナに行きましたが、そのあたりが良くならないと。」(丸山元気騎手・競馬ブック)
「頬当て。太目残り。返し馬で暴走していたし、レースでも口が利かない感じでかなりのハイペースに。4角を待たずして失速したが、スピードはあるのでコントロールができるようになれば走ってきそう。」(競馬ブック)
ガウディシチー
「転厩馬なので比較はつかないが、調教で気性の幼さを出している。実戦を使いながらかな。」(根本康広調教師・デイリー馬三郎)
前4節の優先出走権持ちが7頭と中5節空きの馬しか出走できない狭き門となったこのレース。5頭が3か月以上の長期休養明けです。
ということで、優先権を持っていて適度な間隔で出走できる組と、短距離に出たいものの出走ラッシュの為に中5節以上の間隔を明け、除外と戦いながら調整してきた組、或いは3か月以上の長期休養明けの組とはっきり分かれます。
当然、優先権持ち7頭がすこぶる有利で、掲示板を独占する可能性が大ですね。長期休養明けとなる我らが愛馬ガウディシチーですが、調教では毎度テンから飛ばし(暴走し)、終いまで脚が残りませんので、常識的にはハナに立つも早い段階で失速し、タイムオーバーでシンガリ負けという可能性が高いですね。
鞍上の丸山元気騎手が2度目の騎乗になりますし(前走は平井雄二厩舎所属時でしたが、たまたま丸山元気騎手。今回の根本康広厩舎ですと、所属が丸山元気騎手ですから、当然彼が乗る可能性は非常に高いですね)、上手く制御できるといいのですが、まだまだ若いですし、今年のきさらぎ賞では、我が愛馬マデイラを上手く乗りこなせずに追えずに大敗しました。
ガウディのような制御不可能な馬は落馬を恐れて一流の騎手は騎乗してくれませんが、逆に経験の少ない若手だと上手く捌けない確率が上がり、悪循環ですね。
私のガウディシチーの予想着ですが、やはり最下位と思います。ただ、スピードは間違いないので、道中で上手く息が入るのなら、押し切ってしまうことも考えられます。逃げの連対率が70パーセント程度を誇る新潟のダート1200mあたりならもっとやれそうな気がしますが。
とにかく走りを見てみないとわかりませんね。今回も暴走特急でタイムオーバーならいきなり引退が濃厚でしょうね。ただ、ニューポリトラックで2度一番時計を出しているようにスピード能力は相当なもので、きっかけさえ掴めば短距離界でそこそこやれそうな気がしますので、今回良いところが見たいですね。
ルクソール様が当日4Rに登場する愛馬ケミカルチェンジの応援及び口取り参加の為に現地に足を運ばれましたついでに、ガウディシチーの写真をたくさん撮って来ていただきました。
掲載しても良いと言うことで、ご厚意に甘えて掲載させていただきます。
なお、写真は全て撮影された順です。また、コメントは現場を知らない私がするよりも現場で観戦されたルクソール様のコメントの方が的確だと思われますので、引用させていただきました。青字はルクソール様によるコメントです。
中山は私ほっさんは行ったことがないんですよねぇ。
パドックに出てきてのっけからコレです。
わかりにくいかもしれませんが飛ぶように歩いてます。飛ぶように走ればディープインパクトなんですがね。
当日は関西も午前中はずっと雨ですが、中山はもっと酷いようですね。
スピードが素晴らしいように体はなかなかのものですね。あとはほっさん愛馬お約束のメンタル面です。
根本先生はわかりますよね。一瞬「他に根本先生のとこの馬出てたっけ?」と思いましたが(笑)。
根本康広厩舎の良いところは所属騎手が丸山元気くんだと言うこと。技術的にはまだまだも将来が期待できる騎手ですよね。
後ろに誘導馬が見えるのでわかると思いますが一番後入れを選択します。
16番の馬が入ってきてからだいぶ経ってから入ってきました。
返し馬はしません。スタート地点まで引いていくようです。
ところが素直に引かれてくれないんですね。彼は。その壱
ところが素直に引かれてくれないんですね。彼は。その弐
今度は厩務員さんと押し競饅頭です。仕事とはいえ厩務員さんも大変だ。
こんな感じは愛馬マデイラとフランベルジェで見飽きたぞ(笑)。
ガウディシチーのスタートはまずまずですが、二の脚がついてグングンと加速し前を窺います。しかし、行きたがり過ぎて早くも掛かってしまい、丸山元気騎手はここでブレーキ。マデイラのきさらぎ賞の再現を見ているようなシーンでした><。
最初は6番手のガウディシチーでしたが、そんなこんなで馬を抑えて12番手まで下がってしまいます。直線では中団から押し上げますが、すでにスタミナはあまりなく、バテないもののジリジリとしか伸びずに流れ込んで9着で入線。
うーーーん、上手く走ればもっとやれることは確実ですが、前半分は馬と喧嘩していましたからねぇ。
レース、逃げると思われたガウディ君ですが5-6番手でレースしてます。
でも4コーナーのあたりでは後ろから数えた方が速いポジションに。正直このあたりでは大差シンガリTO負けを予想しました。
道中あれだけ喧嘩をしていれば、もう余力はほとんど残っていません。
丸山君の叱咤激励に応える?ガウディ君です。
9着で入線。8着馬とのクビ差はあまりにも大きい。
引き上げてくるところです。「来ねーなー」と思ってたらなぜか順周りに1周して戻ってきました。
それにしてもルクソール様のお陰で、難し過ぎる馬だと言うことがよくわかりました。
今回のガウディシチーの走破時計1分13秒8不良馬場は、中山ダート1200mの3歳未勝利クラスの過去10年間の平均勝ちタイムが1分12秒8不良馬場ですから、1秒も足りません。
しかし、道中半分は喧嘩をしていたことを考えるとまだまだ時計を詰める余裕があり、前走のようにタイムオーバーになるほどの酷い時計でもありませんから、確実に一歩前進したと評価して良いでしょう。
ガウディシチー(9着)
「スタートはまずまずでしたが、折り合い面でのスムーズさを欠いてしまい、ポジショニングが悪く、横をむいたりするようなところもありました。しかし直線では一瞬脚を使い次走での収穫はあったと思います。」(丸山元気騎手・友駿ホースクラブ公式HP)
「ブランクはありましたが、最後に伸びているので、叩かれつつ良化すると思われ、次走はコースが合いそうな福島戦を目標に調整していきたいと考えています。」(根本康広調教師・友駿ホースクラブ公式HP)
8着馬からはクビ差の9着ですが、非常に痛いですねぇ。出走奨励金が貰えないだけでなく、特別出走手当も減額されます。332000円の1口601円と思われます。ちなみに8着なら607000円の1口1003円でした。
やはり二の脚などスピードはかなりのものです。上手く制御できるようになれば少なくとも未勝利クラスでは上位のような気がします。私は思い切って大逃げなんていうのも1つの手だと思いますが、やはり控えさせて制御できるようにする方が今後の為ですね。
今回は転厩緒戦ということですが、根本康広調教師も課題がはっきりと見えてこられたでしょうから、次走、そしてまた次走と確実なる前進を期待します。
このガウディシチーは代替馬ですから、このくらい走りそうな雰囲気があれば、それで十分です。走りそうだが課題が多いので、本募集馬ではなく、代替馬になった。それなら会員も納得ですね。何も代替馬でサンディエゴシチーのように重賞を勝てる馬を出す必要もありません。
勝ち馬からはまだまだ遠いですが、前走を考えると確実に前進しており、まだ3歳の2月が終わったばかりで未勝利戦終了まで時間があることから、少しずつ矯正して着を上げて行って欲しいですね。
これがいつものスーパー未勝利直前なら夢も見ませんが、まだ半年ほど時間がありますからねぇ。陣営に期待しております。
頑張れ、ガウディシチー!!
2011年 9月10日 デビュー戦 2歳新馬 札幌芝1200m (10着/9番人気)